2019 年 67 巻 3 号 p. 184-188
小規模単科大学である久留米工業大学では,学生確保のため基礎学力が低い学生が数多く入学してくる。この学生を4年間で国立大の工学部卒のレベルまで引き上げることが,本学の社会に対する重要な責務の一つである。本学では個別指導を中心に,緻密な学修支援を行う基幹教育センターを2016年度に設立した。このセンターでは,学力調査の結果での指導や成績不良の学生の呼び出しなど,講義と直結した学修支援を行っている。またセンターでは,利用者や留学生との交流も行っている。これらの活動について現状と課題を述べたい。