物理教育学会年会物理教育研究大会予稿集
Online ISSN : 2433-0655
ISSN-L : 2433-0655
16(1999)
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うなり棒に関する総合考察
小坂 正樹帯川 豊金沢 昌洋吉川 大貴
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キーワード: 共鳴, うなり棒, 定常波
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p. 86-

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抄録
うなり棒とは、よくお祭りで売っている、ジャバラ型をした長い筒のことです。長さ77cm、筒の半径は1.9cmと1.3cmで、手に持って回転させると、そのスピードに応じて、音程が変化するおもちゃです。音が出る原因は、開管の気柱共鳴という物理現象で説明できますが、次の2点がわからないままでした。(1)物理公式で計算される音程より低い音程で鳴る(2)棒は1つしかないのに、「うなり」が観測される(明かに振動数の近い2つの音が鳴っている)。この原因を物理的な手法を使って解明してみました。
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© 1999 日本物理教育学会
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