ペストロジー
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Print ISSN : 1880-3415
事例報告
西日本で初めて確認されたクロバネキノコバエ科幼虫の集団行進
山内 健生 有馬 知佳
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2016 年 31 巻 1 号 p. 5-6

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抄録

2015年8月1日の午前5時46分頃,兵庫県豊岡市日高町東河内(標高約400 m)で,アスファルトの舗装道路上を行進するクロバネキノコバエ科幼虫の集団(armyworm)が発見された.クロバネキノコバエ科幼虫の隊列は,長さが約20 cmで,西から東の方向へ向かって進んでいた.そこで,スマートフォンを用いて16秒間の動画と静止画1枚を撮影した.虫体の採集は行わなかったため,クロバネキノコバエ科幼虫の種名などの詳細は不明である.我が国では,armywormは,これまで神奈川県以東で確認されていたが,本報告により西日本で初めて確認された.

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© 2016 日本ペストロジー学会
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