静脈学
Online ISSN : 2186-5523
Print ISSN : 0915-7395
ISSN-L : 0915-7395
症例
塞栓術後に皮膚潰瘍を併発し植皮にて治癒した下腿動静脈瘻の一例
武内 謙輔迫口 太朗日高 啓佐藤 治明
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2005 年 16 巻 2 号 p. 119-122

詳細
抄録

症例は75歳の女性.急激に下腿の疼痛および腫脹が出現し来院.CT検査で腓腹部筋膜下の出血と腓腹筋内の拡張した血管が認められた.緊急血管造影を施行し,腓骨動脈の分枝からの動静脈瘻を認め,塞栓術を行い止血し得た.症状は改善し,一旦退院したが,発症20日目に下腿背側皮膚の壊死をきたし,デブリードマンおよび植皮術を行い治癒した.

著者関連情報

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top