日本写真学会誌
Online ISSN : 1884-5932
Print ISSN : 0369-5662
ISSN-L : 0369-5662
解説
天文学用補償光学の概要
大屋 真
著者情報
ジャーナル フリー

2018 年 81 巻 4 号 p. 345-350

詳細
抄録

地上から天体観測を行うと大気ゆらぎにより像が乱れる.補償光学は大気ゆらぎによる光波面の歪みをリアルタイムで補正して望遠鏡本来の解像度を発揮させるための技術である.本稿では天体用補償光学について解説する.まず大気ゆらぎの性質や補償光学の基本的な装置構成の概要を説明した後,最近の開発動向に触れる.特に小型補償光学について紹介する.

著者関連情報
© 2018 社団法人 日本写真学会
前の記事 次の記事
feedback
Top