日本写真学会誌
Online ISSN : 1884-5932
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最新号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
解説
  • 三宅 常之
    2018 年 81 巻 2 号 p. 97-98
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/06/17
    ジャーナル フリー

    IoTの現状と将来について概説する.IoTは多様な業界に普及するとみられるが,課題も山積している.課題解決に有効な手段となり得るPE(プリンテッドエレクトロニクス)技術を中心にIoT向け要素技術も紹介する.

  • 高田 俊二
    2018 年 81 巻 2 号 p. 99-107
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/06/17
    ジャーナル フリー

    動画記録への挑戦は,1860年のHerschelの夢物語の提案から始まったと言える.そして,その提案から50年後の1910年頃には,セルロイドフィルムを支持体とした映画用ロールフィルムは,Eastman Kodak社の経営を支える事業にまで成長した.安全に扱える酢酸セルロースの不燃性フィルムを用いた小型映画は,8 mmフィルムが1930年代から家庭用として,16 mmフィルムが1950年代から放送取材用として,世の中に浸透して行った.動画記録の電子化は,1970年代に撮像管カメラとビデオテープレコーダーをケーブルで繋いだENGと呼ばれるテレビのニュース取材から始まった.そして1980年代に,カメラとレコーダーを一体化した家庭用カムコーダーが登場し,CCD固体撮像素子が採用され,小型・軽量化が達成された.最後尾となった映画のオールデジタル化は,配給・上映のビジネスモデルを確立させるのに手間取った.しかし,2005年のデジタル化標準DCIを機に加速され,Herschel提案から150年後の2010年代前半に移行がほぼ完了した.

  • 谷 忠昭
    2018 年 81 巻 2 号 p. 108-117
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/06/17
    ジャーナル フリー

    原子核乾板の新しい展開の全体像が「原子核乾板技術研究発表会」(2017年2月,名大)で紹介された.本解説ではそこで発表された講演から新たな課題を抽出し,それらをハロゲン化銀(AgX)乳剤技術の観点から分析し対応策を提案する.

一般論文
  • 久下 謙一, 熊谷 遼太, 川崎 三津夫
    2018 年 81 巻 2 号 p. 118-123
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/06/17
    ジャーナル フリー

    金膜を高周波スパッタリングによるシリカ膜で覆うことで,金膜写真の耐擦過性・耐水性の向上を図った.金微粒子膜の金膜への焼成の条件と,金微粒子調製時の現像条件の調整により金膜の平滑化を図り,膜硬度に与える影響を調べた.膜硬度は鉛筆硬度法で測定した.高温長時間の焼成で膜の平滑性が上昇した.現像液へのアスコルビン酸の添加はより微小な金微粒子を形成し,平滑化に寄与した.シリカ膜で覆った金膜の耐擦過性は,金膜の平滑性にはあまり依存しなかった.一方,水没による膜の劣化に対しては,平滑性の高い膜ほど強い強度を示した.適切な膜形成により,金膜写真の耐久性が向上した.

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