日本写真学会誌
Online ISSN : 1884-5932
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特集:光機能性を活かす構造制御技術
一般論文
  • 久下 謙一, 稲葉 俊喜, 鈴木 秀祐, 小平 聡
    79 巻 (2016) 4 号 p. 376-381
    公開日: 2017/12/20
    ジャーナル フリー

    原子核乾板による放射線飛跡検出において,ノイズと区別してシグナルとなる飛跡のみを選択的に検出することを試みた. ノイズとなる放射線の方がエネルギーロスが小さい場合,塗布前の乳剤に減感剤を加えて感度を変えることで,ノイズの生成を抑えることができる.減感剤としてフェノサフラニンとテトラゾリウム化合物を用いた.フェノサフラニンの方がより少量で強い減感作用を示したが,添加量の増大に伴いカブリの発生を生じた.テトラゾリウム化合物はより多量の添加量を要するが,充分な減感を示し,またカブリも減少した.高エネルギーの炭素イオンに対して,適度なテトラゾリウム化合物の添加により,ノイズを消去して飛跡を記録することができた.

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