光ディスクは保存時にエネルギーを要しないため脱炭素化社会に適し,データの廃棄は光ディスクを粉砕することで情報 漏洩を防止できるためディジタルデータのアーカイブ保存媒体として再認識がなされている.その活用を推進することを 目的として JIS X 6257 を改正して JIS X 6257:2022“長期データ保存用光ディスクの品質判別方法及び長期保存システムの 運用方法” を制定した.ここでは,光ディスクアーカイブシステム運用の標準規格の概略と当該 JIS をもとに策定した国 際標準規格 ISO/IEC 18630 の動向について報告する.