日本写真学会誌
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一般論文
  • 久下 謙一, 斎藤 誠二, 陳 祥, 高橋 智
    2021 年 84 巻 2 号 p. 110-116
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/06/17
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    金沈着現像法による金微粒子形成において,乳剤粒子と現像液中のハロゲン化物イオン組成が現像速度に与える影響を調べた.塩化銀粒子乳剤の現像速度は小さく,臭化銀粒子乳剤はやや大きくなり,ヨウ臭化銀粒子乳剤でははるかに大きくなった.ヨウ臭化銀粒子乳剤の使用が現像速度の増大に有効である.塩化物イオンのみの現像液での現像速度は小さく,臭化物イオンが加わると増大した.少量のヨウ化物イオンを添加すると乳剤によっては極めて大きな速度増加を示した.乳剤粒子,現像液ともヨウ化物イオンの存在が現像速度の大きな増加を引き起こすが,増加の程度は乳剤により異なった.さらに乳剤の製造元により速度が大きく異なった.これは使用しているゼラチンや添加剤などの影響も考えられる.ヨウ化物イオン以外にも金沈着現像速度を左右する他の因子が複数存在することが推測された.

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