宇宙開発事業団地球観測利用研究センター
京都大学大学院工学研究科分子工学専攻ならびに地球環境学堂
2003 年 66 巻 4 号 p. 320-325
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氷は地球表面上では雪として, 地球大気中では夜光雲と呼ばれる氷の微粒子として, 宇宙では星間塵として存在している. その表面や内部には様々な分子が吸着しているため光が照射されると光化学反応が起こる. このことは, 直接的に大気環境化学, 宇宙化学に関連している. 北極南極圏の大気汚染, 地球高層大気中のオゾン濃度減少, 地球の生命の発生などにおいては, 氷や雪が関与する光化学反応が重要な役割を果たしている. このような現象を引き起こす新しいタイプの不均一光化学反応の最近の話題について述べる.
日本写真学会会誌
Bulletin of The Society of Scientific Photography of Japan
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