抄録
2001年4月に産婦人科主任教授に選任されて以来, 2006年3月に退任するまでの5年間の, 教室のあり方・理念・目標のもとに, 教室員が切磋琢磨して築き上げた研究・診療実績を述べ, 将来性のある産婦人科学教室のこれからの課題をまとめた.
教室の理念として, 自由・規律・挑戦を説き, 教室員のUnityを求め, 一致団結してことに当たることを目指した. その結果, 30名の新人の入局があり, 大学院生26名, 学位取得者29名となり, 現在医局員は94名である. 数多くの研究成果は論文として発表し, 教室独自の研究室を立ち上げた. 診療部門では, 腹腔鏡手術はわが国一の手術件数を達成し, 悪性腫瘍に対して, 骨盤臨床解剖にもとづく安全確実な手術を指導し, 現在では, 教室の全ての手術件数が年間1500件弱に達した. 分娩数も699件に達している.
これからの教室は, 良医と良医の指導者輩出を目指すことを目標にすべきと思われる.