人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第20回 (2006)
セッションID: 2D2-3
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クラシックバレエにおける美の評価基準のための属性発見について
*清水 聡史澤井 麻奈美吉永 早織中村 美奈子古川 康一
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抄録

クラシックバレエは,足の動きが中心となる跳躍や回転運動に重きが置かれた舞踊であり,ダンサーの美しい動きを見て楽しむものである.本稿では,バレエの演技の中で観客がどの身体部位の動作に反応して美しい動きとして認識しているのか,その要素となる属性を探ることにした.まず,バレエダンサーの初心者と熟達者数人を被験者として演技計測・比較実験を行い,観客に対して評価グリッド法を用いたアンケートを実施し,各自の美の評価構造を明らかにした.そして,それを基にラフ集合理論,グラフィカルモデリングなどの手法を適用させて美的評価の定量的関係を把握し,実験より得られた生体データをマイニングして評価基準の考察に利用した.

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© 2006 社団法人 人工知能学会
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