人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第29回 (2015)
セッションID: 2I4-OS-17a-2
会議情報

物語としての海馬体計算モデルの提案
*山川 宏
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

現状の断片的な神経科学等の知見を繋ぎあわせて,脳を参考とした汎用的な認知アーキテクチャを構築するには,一貫した仮説の集合体としての物語を制作し,それを洗練する研究プロセスが有効と思われる.本稿では,神経科学的知見に対応付けた形で,海馬−嗅内皮質のトリシナプス回路に想定される認知機能を実現できる計算モデルの物語を提案する.これは今後の議論の叩き台となる初期的な物語である.

著者関連情報
© 2015 一般社団法人 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top