人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第31回 (2017)
セッションID: 2P2-OS-18a-2
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米菓のオノマトペ表現にみる食体験とその記憶のずれ
*宇野 良子小林 史幸篠原 和子小竹 佐知子
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抄録

本研究は、米菓の食感認知を、オノマトペに着目した認知言語学的分析により解明する。特に、実際に米菓を食べる場合と想い浮かべるだけの場合(記憶)とで食感表現がずれる可能性とその原因を探る。実験では、実際に米菓を食べるときより、食べる経験を思い浮かべるときの方が同じ米菓がより硬く表現される観察を得た。ここから、食体験と食文化の記憶における拮抗を言葉から解明する手法を提案する。

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© 2017 一般社団法人 人工知能学会
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