人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第33回 (2019)
セッションID: 2K5-OS-16b-01
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表現の場の作り手と使い手によるデザイン共同体の構築
*小早川 真衣子須永 剛司丸山 素直平野 友規山田 孝介西村 拓一渡辺 健太郎藤満 幸子
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抄録

本研究の目的は、人の感情や気づきを重視する豊かな社会づくりに向けて、表現活動が自立的に生まれるためのデザインのやり方や考え方を明らかにすることである。そこで、表現の場の作り手である著者らと、そこに表現活動に参加する使い手との共同デザイン過程をふり返り、デザインしたことや起きたことについて調査し考察した。その結果、表現活動が自立するためには、両者が相互構成的な関係性、すなわち「デザイン共同体になること」が重要であることが明らかとなった。本稿では、事例に見出したデザイン共同体の状態について報告する。加えて、その関係性を構築するためには、人が何者かに「なること」のメカニズムのデザインが内包される必要があるという考え方について論じる。

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© 2019 一般社団法人 人工知能学会
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