人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第33回 (2019)
セッションID: 4P3-J-10-03
会議情報

グレースケール人物線画の自動彩色におけるGrabcutによるデータセット作成及び白目領域検出手法の検討
*逢澤 昌志清 雄一田原 康之大須賀 昭彦
著者情報
キーワード: 自動彩色, 白目領域, 線画
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

線画の色付けには、特別な技術、経験、そして知識が必要です。そのため、近年では線画の自動彩色の研究が注目を浴びています。しかし、既存手法は課題を抱えています。そのうちの1つが、グレースケール人物線画とその自動彩色結果の間で白目領域における不一致が生じるという問題です。人の肌や白目はどちらの場合も白く表現されることが多いため、既存のアプローチではその境界を判断できない場合が多く存在します。そこで、白目領域を考慮した自動彩色が求められています。本研究では、既存の白目領域検出による自動彩色手法に対して、データセット作成における負担軽減のシステムを用いた新たな自動彩色手法を提案します。結果として、白目領域検出の精度が低下しましたが、データセット作成に要する時間を短縮することに成功しました。

著者関連情報
© 2019 一般社団法人 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top