人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第33回 (2019)
セッションID: 4P3-J-10-04
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ニューラルネットワークを用いたヒトの脳活動からの動的視覚刺激の再構成
*永野 雄大小林 一郎西本 伸志中山 英樹
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キーワード: デコーディング, 脳活動, fMRI
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抄録

デコーディングは神経科学において重要な研究分野となっており、脳機能の解明、脳の病気の解析、ブレイン・マシン・インターフェースの開発などに役立つと考えられている。本研究の目的は、ヒトの脳活動をデコーディングし、動的視覚刺激を再構成することである。動的視覚刺激の再構成のため、我々はニューラルネットワークと GAN ベースのニューラルネットワークを用いる。また、近年の GAN のモデルを複数用い実験することで、どのモデルを用いた場合に性能が向上するか確認する。さらに、学習に使用する脳の領野を変化させることで、再構成の性能が変化するかを確認する。また、再構成の質を向上させるため、我々は連続したフレームの脳活動を入力として与え、定量評価により複数フレーム化の効果を計測する。これにより、複数フレーム化によるデコーディングが効果的であることを示す。

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© 2019 一般社団法人 人工知能学会
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