人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第34回 (2020)
セッションID: 2I6-GS-2-01
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加速度データの文字列表現を用いた歩行行動の動作分析
*島 孔介武藤 敦子森山 甲一犬塚 信博
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抄録

我々は普段から様々な行動をしており,中でも歩行行動は日常生活においてなくてはならない行動の1つである.歩行において必要となる動きは,脚を交互に前に出すのみだが,これとは別に人によっては肩を揺らす,手を大きく振るなど様々な動き方がある.我々はこのような動き方の違いには世代や出身による文化的特徴,身体的特徴,また性格的特徴と関連があると考え,動き方と特徴との関係を分析する. 本研究では,歩行における両手先の加速度データから文字列を生成する.この文字列は,加速度データ中に動作が現れるタイミングや動作の長さによらず,動作が行われる順序として生成され,また行われた動作の長さを重みとして保持した文字列である.これを用いて,同じグループ内では同じ文字列を共有し,異なるグループ間では同じ文字列を共有しない人のグループ分けを行う.加速度データにあわせて身長や体重,体にもつ違和感などの身体的特徴や,週の平均歩数や運動強度を取得し,また性格的特徴としてエゴグラムを取得することで,動き方に基づく人のグループと特徴間の関係の分析を行う.

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© 2020 一般社団法人 人工知能学会
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