特許の価値を定量的に評価する手法は，企業の技術力や研究・開発している技術の重要性を評価するために有用である．従来の特許価値評価手法では，現時点での特許価値のみを評価しており，技術コミュニティの成長可能性を加味していなかった．そこで本研究では，技術コミュニティの成長性を加味した特許価値評価手法を提案する． 提案手法では，まず，特許間の引用関係から技術コミュニティを検出する．検出にはNode2Vecとクラスタリングを使用する．次に，技術コミュニティの成長性を分析する．分析にはLSTMやARIMAといった時系列解析手法を検討する．
