人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第34回 (2020)
セッションID: 4L2-GS-13-01
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相互依存性を考慮した復旧戦略によるネットワークのレジリエンス性向上
*渡邊 広基大沢 英一
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抄録

現代社会に存在するインフラストラクチャシステムは相互に依存して機能している.このようなシステムでは,その相互依存性によりあるシステムで発生した障害の影響が複数のシステムに伝播し,連鎖的に障害が起きていく現象であるカスケード故障が発生する可能性がある.ネットワークの頑健性を向上させることは重要な課題であるが,その特性によりネットワークへの障害を完全に防止することは困難である.よって,ネットワークのレジリエンス性を向上させることが重要である.レジリエンス性を向上させるということは障害への対応力が高まるということである.本研究ではネットワークのレジリエンス性向上を目的とし てネットワークの相互依存性を考慮した復旧順序決定手法を提案・検証した.実験の結果,本提案手法は破損したネットワークの復旧順序決定に対して有効であることが示された.

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© 2020 一般社団法人 人工知能学会
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