人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第36回 (2022)
セッションID: 1D5-GS-11-04
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デジタル融合時代における『両利き研究者』のインパクトに関する研究
*山崎 知巳
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抄録

産学連携は進化する。デジタル融合時代、特にAIが様々な分野に広く普及・浸透する近年、産学連携はその効率や効果を追求し、研究者自身がアカデミアと企業の顔を持って産学の橋渡しを行うケースが一定数観察できるようになっている。そこで本研究では、産学連携の中でもそのような一人で産学連携を行う研究者(『両利き研究者』と呼ぶ)に焦点を当て、産学共著論文のインパクトについて研究を行うこととした。研究ではScopusを論文データセットとして用い、高被引用論文を抽出して分析を行った。 その結果、上位の高被引用論文の母集団において、産学共著論文、中でも『両利き研究者』を著者に含む論文の被引用数が有意に高くなっていることが確認された。本論においては、その分析方法を提案しつつ、定量的に産学共著論文のインパクトを提示する。

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