人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第36回 (2022)
セッションID: 1M1-OS-20a-03
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感染症の流行に係る諸要因の可視化に関する考察
*伊藤 公人伊藤 正彦
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抄録

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行により,科学的知見に基づき各国政府に流行対策について助言する専門家の役割が注目されている。近年の感染症の診断技術の発展と情報通信技術の利用により,世界の感染状況がリアルタイムに共有されるようになった。感染症の専門家は流行に関する多種多様なデータを迅速に解析し,政府が今どのような対策を取るべきか判断するに足る材料を提供しなければならない。本稿では,感染症の流行に係る諸要因について,情報可視化の観点から概説し,感染症対策において,どのような情報可視化が必要となっているかを考察する。多種多様な感染症データを同時に可視化し,数理モデルの構築・評価を可能とするインタラクティブな感染症データ可視化・解析システムが今後実現されることを期待する。

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© 2022 人工知能学会
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