人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第36回 (2022)
セッションID: 4M1-GS-10-05
会議情報

CT血管造影検査におけるテスト造影ピーク時間の静的身体情報を用いた推定手法の検討
*大槻 寿英五十峯 旭坂本 和翔最所 誉横井 宏佳山川 俊貴
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

コンピュータ断層撮影(Computed tomography; CT)検査は、物体を透過したX線の量を測定し、その断面画像を得る検査であり、一般に造影剤を使用しない単純検査と、造影剤を使用する造影検査がある。造影検査において撮影タイミングは、十分な造影効果を得るための重要な要素であり、テストスキャンを行うことによって決定している。 本研究では、患者の身体情報を用いて造影剤のピーク到達時間を予測することでテストスキャンを省略し、患者への被ばく線量を低減することを目的として、予測モデルの構築と性能の評価を行った。予測モデルの検証用データに対するをMean absolute error (MAE) は1.281であった。さらに、予測に大きく貢献した特徴量とピーク到達時間との関係は、先行研究の結果と一致した。

著者関連情報
© 2022 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top