人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第37回 (2023)
セッションID: 1E5-GS-6-06
会議情報

対話比較による話者同一性判定タスクの提案とベースラインモデルの検討
*水上 雅博杉山 弘晃
著者情報
キーワード: 対話, 話者同一性
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

対話システムの研究において,特定の話者を再現する研究がなされている.これらの研究では,話者らしさの評価はその目標話者をよく知る評価者による主観評価が主流である.一方で,クラウドソーシングやWeb上から集めたコーパスを用いて話者を再現する場合などは,その目標話者をよく知る評価者を探して評価を依頼することは難しい.そこで,本研究では目標話者を知らずとも目標話者らしさを評価する方法として,2つの対話を比較し,対話中の任意の2話者が同じ話者であるかどうかを推定する,話者同一性判定のタスクを提案する.話者同一性判定タスクを人手で評価し,その結果から目標話者らしさを評価する方法としての妥当性を考察する.また,話者同一性判定タスクを解くベースラインモデルを検討し,その性能を報告する.

著者関連情報
© 2023 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top