人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第37回 (2023)
セッションID: 1N5-GS-10-02
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Stable Diffusionを用いたファサードデザインの編集
*渕 雅音山路 和希小笠原 賛高橋 創早瀬 幸彦酒井 義幸古川 智之海老原 靖子伊藤 央高木 友博
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抄録

設計者によるファサードデザインの考案には、自己のデザインによるベースとなる案を作り、そこから顧客の要望などを取り入れつつデザインを昇華させていくというフローがある。現在の画像編集技術は 逆変換モデルによって潜在表現を獲得して編集を行なう GAN ベースのものが主流である が、近年 Diffusion Model を用いた研究が台頭して来ている。特に潜在空間を対象にしているLatent Diffusion Model(あるいはそれを基にした Stable Diffusion)は、モデルが扱いやすい上に精度が高い。本研究では Stable Diffusion に Attention を用いたレイアウト指定、および CLIP の出力変換機構を併用することで細部に狙った画像編集を、簡単なプロンプトのみで達成するシステムを提案する。実設計者による評価を通し、提案手法の有用性と今後の課題を確認した。

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© 2023 人工知能学会
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