人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第37回 (2023)
セッションID: 4Xin1-69
会議情報

画像認識によるロックフィルダム堤体点検の実用化に向けた一考察
*藤井 純一郎都築 幸乃平嶋 智希粟飯原 稔
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

ロックフィルダムの堤体表面にはリップラップ材と呼ばれる岩が配置され,その点検はダム技術者の現地調査により行われてきた.筆者らは,深層学習による物体検出を用いてリップラップ材の風化状況を自動検出する手法を提案し,点検作業の省力化と点検評価の均一化を実現した.本研究では,提案手法を現地調査と同等の3段階の風化区分に適用したケースと,より風化の特徴が明瞭でダム管理上も重要な強風化のみに適用したケースで比較を行った.その結果に基づき,提案手法をダム管理で実用化するための考察を加え,今後の課題について示す.

著者関連情報
© 2023 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top