人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第38回 (2024)
セッションID: 1I4-OS-31a-04
会議情報

LLMを活用したシンボリックGame AIの構築
大規模言語モデルによる行動評価と評価関数の学習
*加納 基晴濱田 直希下斗米 貴之
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

エンタテインメント用途のゲームにおいて、ノン・プレイヤー・キャラクター(NPC)のAI(キャラクターAI)には、ゲームルール上の最善手を追及するだけではなく、開発者が定めたキャラクター性を表現するように振る舞うこと(アライメント)が求められる。よって現在は、開発者が振る舞いを理解し制御しやすいように、ビヘイビアツリーなどのシンボリックAI手法を使用することが主流である。もしゲームに強化学習を導入したとすると、アライメントの難しさ、開発時に発生するゲーム環境の変化が課題となり得る。本研究では、この課題を解決するために、シンボリックAIとLLMを融合した新たな行動制御手法を提案する。まず、NPCの仕様、ゲーム内の状況、行動を文章で表現し、これらをLLMで評価することで行動評価データを生成する。生成した評価データをアノテーションデータとして用いて、リアルタイムで作動する小規模の機械学習モデルを構築する。実験では実際のゲームでキャラクターAIの行動ルール・ポリシーを用意し、この手法によるモデルを作成し、ゲーム内で定めた要件に基づいて AI がアクションを選択することが可能であることを検証する。

著者関連情報
© 2024 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top