人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第39回 (2025)
セッションID: 3Q1-OS-5-04
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はたらく人の汎用データと因果探索アプローチによる創造性分析
*後町 慈生草彅 真人李 碩根保多 航洋松岡 侑幹濱田 遼太郎松田 力平田 優大島 悠司松尾 豊
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抄録

はたらく人の創造性は組織にとって重要であり, 従来は特定の因子を対象に実験・研究が行われてきた. しかし, このアプローチでは特定の因子や集団を対象とするため, 実社会への知見の活用が限定される可能性がある. これに対して本研究では, より広範かつ実践的な創造性研究へのアプローチを目指した. 本研究ではその第一歩として, 収集目的を限定しない汎用データを用いた創造性分析を行った. 汎用データとして, 仕事上の行動ログデータおよびパーソナリティ診断データを用い, 因果探索により創造性との関係を分析した. 分析の結果, パーソナリティ診断データに対しては一部指標と創造性とのつながりが見られたものの, 行動データについては十分な因果関係が確認されなかった. この結果を踏まえ, 今後はさらなるデータ拡充と解析手法の精緻化を行うことで, 実践的な創造性研究を目指す.

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