抄録
"直接時間積分を用いた非定常有限要素解析は,微小時間ごとに有限要素解析を繰り返し行うことにより実現されるため,一般に,定常解析と比較すると解析時間が増大する.大規模解析においては,繰り返しの各ステップの有限要素解析の時間そのものが大きく,特に解析時間の増大が問題となる.マルチタイムステップ法は解析領域の各部分領域で異なる時間増分を採用する手法である.領域分割法に基づく並列解析においては各部分領域での解析の独立性が高いため, 本手法を適用しやすい.本研究では,領域分割法による並列動弾性解析システムに対して, マルチタイムステップ法を適用することにより,解析の高速化を図った."