抄録
フランスパリ大学6のO.Pironneau教授を中心に、数式的記述で有限要素プログラムができるようにするプロジェクト FreeFEM の最新成果である freefem++ について報告する。現在の中心メンバーはF.Hecht教授で、申請者もFreeFem+ では彼らと共同研究を行っていた。freefem++ では、数値計算を専門とする研究者も利用に値するシステムで、有限要素計算での変分法やその離散化による剛性行列等を自動生成し、行列クラスの記号として再利用できる。また、FreeFem+と異なり、2次近似など多様な有限要素空間の生成や剛性行列における連立方程式の解法が複数選べるなど新しい特徴をもつ。freefem++による幾つかの例題を使って、講演では設計思想等について述べたい。なお、申請者はfreefem++でのマニュアル作成等を担当する予定である。