抄録
著者達はこれまで円外帰着波動問題のある基本解近似(FSM)解法の特性を理的ならびに数値的に考察してきた。 このFSM近似解法の手法で円外帰着波動問題の境界円上の透過境界条件を離散化し、一般の二次元外部帰着波動問題に対する有限要素 - 基本解近似(FEM-FSM)結合解法を定式化出来る。得られた線形問題は、無限桁計算可能であれば、概ね意味のある数値解を出すと思われる。しかしながら、現実の有限桁計算の世界では、大きな波数を持つ問題に対しては、十分な桁数の計算が必要になる。
この報告では、これまで実施してきた円外帰着波動問題のあるFSM近似解法の結果のまとめを行い、東京湾川崎人口島まわりを想定して、重力波一定水深線形水の波外部問題の場合を例として、我々のFEM-FSM 結合解法の有効性につき行った考察の結果を報告する。