PLANT MORPHOLOGY
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特集 細胞の機能を3Dイメージングで観る
特集「細胞の機能を3Dイメージングで観る」 - はじめに -
鮫島 正純大隅 正子
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2015 年 27 巻 1 号 p. 1-2

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抄録

3Dイメージングの発展により,細胞や組織の微細形態のみならず,その機能を“観る”ことができるようになってきた.この特集では,従来から活用されてきた連続超薄切片法,走査電子顕微鏡(SEM)内で試料表面を超薄切することにより露出した表面を連続して観察する方法であるSerial block-face scanning electron microscopy (SBF-SEM)とFocused ion beam scanning electron microscopy (FIB-SEM),トモグラフィー法としてX線マイクロCT,および光学顕微鏡として2光子顕微鏡を取り上げた.これらの技法により得られた3D像による研究成果を通じて,古典的な連続超薄切片法の効用を再認識するとともに,最新の3D技術の有効性を紹介する.なお本特集は,植物形態学会および認定特定非営利活動法人綜合画像研究支援(IIRS)の共催のもと,2014年9月12日に公益社団法人日本植物学会第78回大会で開催された同名のシンポジウム発表をまとめたものである.

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© 2015 日本植物形態学会
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