国連が提唱するSDGs事業に地方自治体または企業が取り組むとき、プロジェクトを立ち上げたが円滑に推進できないケースがよく見られる。その主要な原因は、SDGs事業の計画がトップダウンで論理的に進まないことにある。この点について我々はすでに開発してきた「ソーシャル・プロジェクトマネジメント手法」をベースにして、2つのメソッドを提案する。一つはリーンスタートアップのアプローチの応用により仮説検証を繰り返して事業計画の最適化を進めるプロセス、もう一つはロジックモデルを活用して多様なステークホルダーの合意形成を図るフレームワークである。