2024 年 4 巻 1 号 p. 40-44
自律社会は個人から集団へ,物から心への重心移動を特徴とし,価値観が急速に変化する時代である.この時代において効果的なコミュニティ運営には新しいアプローチが求められる.本研究では,「ソース」と呼ばれるコミュニティ活動の創造源となる個人の役割とアジャイル・プラクティスの適用を通じてコミュニティ運営を効果的に行う方法を探求する.ソースはコミュニティのビジョンやイニシアチブを提供し,コミュニティ・コーチはそのビジョンを具現化するサポートを提供する.アジャイルな計画法を応用し,持続可能な運営を促進する.本研究は,自律社会におけるコミュニティ運営方法を提案し,その実践的な適用について洞察を提供する.