公共政策
Online ISSN : 2758-2345
政策評価の進展とその法制化
市町村における行政活動の評価
武藤 博己
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2000 年 2000 巻 p. 2000-1-007-

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抄録

「行政評価」や「政策評価」が重要な課題となっている。とりわけ,市民への直接的サービスを提供する市町村(基礎自治体)において,重要な課題となっている。しかしながら,どのような評価方式が望ましいのかについて,市町村の現場では混乱が生じている。そこで本稿は,市町村レベルでの導入を前提にして,行政活動の評価に関する基本的な論点を整理した後,8つのステップによる評価の実践的な導入について検討した。

8つのステップとはすなわち,施策体系の整理(第1ステップ),評価対象施策の選択(第2ステップ),評価の目的・目標の確認(第3ステップ),具体的指標の作成(第4ステップ)資料の収集・整理・分析と指標への適用(第5ステップ),施策の総合的な評価の実施(第6ステップ),評価レポートの作成(第7ステップ),そして市民に対する評価レポートの公開方法の検討(第8ステップ)である。

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© 2000 日本公共政策学会
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