実践政策学
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オールドニュータウンの持続を担保するくるくるバス活動の位置づけについて
森栗 茂一
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2016 年 2 巻 2 号 p. 161-168

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抄録
住民主体により、2005年の住吉台くるくるバスが開通した。住民の活動には、①2003~4年のNPOによる実証実験、②2004~5年の東灘交通市民会議、③2005年くるくるバス開通以後の住民主体のくるくるバスを守る会、があった。バス開通後、新住民の入居、モーダルシフト、安定した乗降客数などの成果がみられたが、その原因は、③くるくるバスを守る会 による住民主体のバス運営に関与する活動と、バス事業者の専門家としてのサポート(コミュニティデザイン)、住民による「問う」「聞く」「伝える」といったコミュニケーションデザインによるものである。
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