霊長類研究 Supplement
第29回日本霊長類学会・日本哺乳類学会2013年度合同大会
セッションID: P-99
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ポスター発表
GPS-TX の通信技術を応用した動物近接警報システムの開発
*高橋 広和*矢澤 正人*後閑 政昭*宇野 壮春*坂庭 浩之*時田 賢一
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抄録
 野生動物による農作物被害対策において,追い払いは効果の高い対策である.群れで日中に活動を行うサルは,目視による農地への接近を発見しやすく,積極的に追い払いを実施している地域も存在する.対象動物の確認および接近情報の取得は,追い払いを行う上で非常に重要な要素である.サルなどの日中活動を行う動物は,農地に人がいる状況が多く,目視による動物の確認が可能である.しかし,夜間に活動する動物の目視は人が農地に存在しておらず,目視による確認が難しい.そのため,単独で活動する動物や夜間に活動する動物への追い払いを実施するためには,動物が農地等の対象地域に接近の把握が非常に重要な要素となってくる.さらに,1)動物の接近を把握する事と合わせて,2)接近した動物がどの程度近くに接近しているかを定量的に把握できる機能が求められている.今回開発している動物近接センサーは,1)動物の接近を把握する事と2)動物の接近を定量的に把握する機能の実装を目的として開発した.従来の近接警報システムは,無線通信による対象動物の識別と,接近の把握は可能であったが,弊社開発のGPS-TXの通信技術を接警報システムに応用して,対象動物の接近距離を自由に設定する事が可能になった.
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© 2013 日本霊長類学会
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