海岸工学論文集
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人工干潟の地形安定化工法に関する現地実験
阪南2区干潟創造実験
片倉 徳男高山 百合子上野 成三勝井 秀博林 文慶田中 昌宏新保 裕美古川 恵太岡田 知也
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2006 年 53 巻 p. 1216-1220

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抄録
沿岸域の環境創造・再生を目的とした人工干潟の造成が全国で行われているが, 沿岸域に造成される人工干潟は波浪などによる侵食, 堆積や圧密沈下により地形が変化することが問題となっている.本研究は人工干潟に適した環境創造効果と地形安定化効果が両立した地形安定化工法の開発を目的として大阪湾阪南2区人工干潟において現地実験を実施し, 干潟のレベル測量, 圧密沈下計測から波浪と圧密による地形変化を分離し, 干潟地形変形量と地形安定化工法の評価, および, 生物生息効果の検討を行った.人工干潟は圧密沈下の過程にあり, 人工干潟に流入する波向きを反映した波による地形変化となった.地形安定化工法は明確な特性を明らかにされなかったが多数の生物生息空間を創出する効果が確認された.
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© 社団法人 土木学会
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