海岸工学論文集
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瀬戸内海沿岸における波浪と高潮の同時生起特性
下元 幸夫山路 昭彦内田 洋平大西 健二上原 謙太郎
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2006 年 53 巻 p. 211-215

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抄録
2004年に西日本に相次いで来襲した台風は, 瀬戸内海沿岸各地において広範囲にわたる高潮災害をもたらした. これらの台風のうち, 台風0416号では, 潮位偏差のピーク値が台風の最接近時刻から遅れて出現するケースがみられた. 台風の最接近時刻と潮位偏差のピーク時刻に差がみられる現象は, 波浪と高潮の出現時刻においても同様に時間差が生じる可能性を示唆していると考えられる. 一方, 瀬戸内海において波浪と高潮の同時生起特性について研究された例は少ない. 本研究は, あらゆるコースを想定したモデル台風の数値シミュレーションにより, 瀬戸内海沿岸における高潮・波浪の出現特性および同時生起特性について検討を行った.
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© 社団法人 土木学会
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