海岸工学論文集
Online ISSN : 1884-8222
Print ISSN : 0916-7897
ISSN-L : 0916-7897
スリランカ海岸林の樹種による破壊条件と津波到達遅延時間の相違
田中 規夫武村 武佐々木 寧M. I. M. Mowjood
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 53 巻 p. 281-285

詳細
抄録
スリランカ海岸林の破断モーメントを樹種, 胸高直径ごとに算定した. オオバヒルギやアダンは単位面積あたりの抗力は大きいが樹木高さの6-7割強程度で破断すること, 破断時水深が高いモクマオウは, 密度高い樹林帯の維持が重要であることがわかった. 樹木特性 (合成抵抗係数, 密度, 直径) を樹種ごとに与え数値解析を行い, 樹林帯幅と津波到達遅延時間の関係を調べた. 汀線より岸側の勾配1/100-1/1000において, アダン, モクマオウ (密) の樹林帯幅50-200mで, 到達時間はそれぞれ5-66秒, 1-22秒程度遅らせることが可能であるが, ココヤシ樹林帯は200m幅であっても3秒程度の差しか生じさせなかった.
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top