抄録
MITgcm (Massachusetts Institute of Technology General Circulation Model) はマサチューセッツ工科大学が開発した大気・海洋循環モデルで, 非静力学的方程式の計算も可能で, 対流のような小さなスケールから, 地球大循環のような大きなスケールまで, 幅広いスケールの現象に用いることができる. また, 直交曲線格子を用いているが, lopped cellにより地形の不規則さの問題に対応している. このモデルは気象学, 海洋物理学だけでなく, 海岸工学の方面でも今後の利用が期待されるモデルである. 本研究では, MITgcmを用いて, 「内部潮汐波の発生, 伝播, 変形」および「台風通過後の海面水温低下」に関する数値実験を実施した.