抄録
茨城県の波崎海岸において1987年-1994年に取得された沖波データと29セットの汀線近傍地形データを用いて, 波長400m以上のメガカスプの特性を検討した. 干潮位に近いD. L. +0.2mのカスプ地形は, 鉛直方向にはD. L. +1.5m以上に形成されるバーム頂部まで維持されることが多いものの, 平均潮位付近 (D. L. +0.6m-+0.7m) においてD. L. +0.2mにおけるカスプ地形が消滅することがあった. D. L. +0.2mにおけるカスプ地形の振幅は沖波エネルギーフラックスの荒天時後の累積値が大きくなるほど大きく, その波長は周期の3乗に比例した.