抄録
中小河川においては, 短い時間スケールで河口地形変動が生じている.その変化を理解するには, 年に一回程度の地形測量のみではデータ間隔が長く限界があるため高頻度のデータが必要となってくる. しかし, 高頻度で地形測量を行うことはコストと時間がかかる.本研究では, 河口部に画像記録装置を設置し, 河口砂州の変化を定点観測により高頻度で捉えた. その定点観測により得られた画像から右岸砂州, 左岸砂州の位置を読み取り, 潮位補正を行うことで河口幅を観測した. そして, その観測値を用いて河口幅変化モデルの係数を決定した. これまでも河口幅変化モデルを用いた研究がなされているが, 本研究では短い時間スケールでの適用を試みた.