海岸工学論文集
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汀線とバーの変動と沿岸方向移動
武若 聡松本 亮介笹倉 慎也El Sayed Galal
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2006 年 53 巻 p. 576-580

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抄録
汀線形状とバー地形をXバンドレーダで連続的に観測し, これらの変動特性 (汀線とバーの平均存在位置, 形状の空間変動強度, 形状の沿岸方向移動) を解析し, 汀線とバー形状の沿岸方向移動について調べた.静穏な状態が続くと海浜形状は複雑化し, 荒天時にはこれが一様化する, いわゆるビーチサイクルが確認された. 平均汀線位置は季節的に変化していたのに対して, 汀線形状は入射波浪の大小に応じて変動していた. 汀線とバー形状の沿岸方向移動を調べ, 汀線の波状形状が沿岸方向に移動していること, その移動方向が入射波浪の波下に向いていること, 高波浪により海岸地形が一様化すると移動状況が不鮮明になること, 高波浪により海岸地形が一様化しても沿岸方向移動が継続する場合があることなどを見出した.
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© 社団法人 土木学会
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