海岸工学論文集
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長期深浅測量データに基づく湘南海岸の海浜変形の実態分析
宇多 高明木下 幸夫山野 巧吉岡 敦三波 俊郎壱岐 信二石川 仁憲
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2006 年 53 巻 p. 651-655

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抄録
湘南海岸の海浜変形の実態を明らかにするために深浅データや空中写真などを分析するとともに, 底質粒径の水深方向分布を測定した. これによれば, 1973-1996年で相模川河口以西では西向きに平均2.0×104m3/yrの沿岸漂砂が, また茅ケ崎漁港の西側では東向きに最大約1.8×104m3/yrの漂砂量が, さらに茅ケ崎漁港の東3.5km地点では東向きに約1.9×104m3/yrの沿岸漂砂量が生じていた.またこの海岸の波による地形変化の限界水深はほぼ9mにあった. 過去に湘南海岸でなされた浚渫の総量は1, 004, 024m3であり, 海浜からほぼ100万m3の土砂が消失し, これが一つの大きな侵食要因となったごとが分かった.
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© 社団法人 土木学会
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