海岸工学論文集
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現地観測による越波飛沫特性について
山城 賢吉田 明徳西井 康浩橋本 裕樹石堂 濯加嶋 武志
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2006 年 53 巻 p. 726-730

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抄録
暴浪時に防波堤や護岸に作用した波が水煙状に高く打上がり, それが強風によって背後地に飛散する越波飛沫について現地観測が行われた例は少なく未解明な部分が多い. 本研究では山口県下関市にある和久漁港地区を観測フィールドとし, 直立防波堤で生じる越波飛沫について2005年12月から2006年2月にかけて計3回の現地観測を行った. 観測項目は波浪, 風向風速, 飛沫量, 飛来塩分量, 打上げ高および飛沫輸送距離で, これらの観測結果から, 直立防波堤での打上げ高は来襲波浪の波高の2乗に比例して増大し, 打上げの規模が大きくなるに従って飛沫の輸送距離が増大することなど, 越波飛沫の特性について幾つかの重要な知見を得た.
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© 社団法人 土木学会
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