抄録
本研究は、横浜市の委託研究の一環として、産学官の協力により、市民団体や公的機関がそれぞれの保有するリソース(資料や記録)を適切な形態で備蓄し(アーカイブ化)、積極的に相互運用を行い、施策策定や市民活動のための集合知として活用するための、「デジタルアーカイブ(デジタル書庫)」の運用の方法論や相互運用のプロトコルなどの標準化について調査、検討および実証実験し、提言したものである。
横浜市や各自治体での取り組み例を紹介しながら、より実効性のある集合知プラットフォームへ発展させるための試みを、運用面および技術面から紹介する。