情報システム学会 全国大会論文集
Online ISSN : 2433-9318
第5回全国大会・研究発表大会論文集
セッションID: A2-4
会議情報

A2セッション 「集合知」
自動翻訳を用いた,日本人の英語能力の不利性の実証
*藤田 雅之枚田 哲也朝枝 優子平山 敏弘陳 建和
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
国際的な情報氾濫が加速される中,大量の英語情報から価値のある情報をすばやく識別摂取できる能力が重要となっている.しかし日本人は,英語に対する不利性が大きく,このような能力を獲得することが困難である.筆者のグループは,その最大の原因は日本語と英語の言語差異であると考える.しかしこのことは,外国人のみならず,日本人にも本当のところはあまり理解されていない.この点をもっとアピールして,抜本的な対策を講ずることが必要である.従来は,このような日英の言語差異を客観的に証明し,わかりやすく説明できた例は無かった.そこで,自動翻訳を用いて言語間の差異を示す方法を考案し,実際に検証を行った.その結果,日本語と韓国語は,他のヨーロッパ系言語や中国語とは明らかな差異があることを示すことができた.
著者関連情報
© 2009 一般社団法人 情報システム学会
前の記事 次の記事
feedback
Top