抄録
本研究ではテレビ視聴時の臨場感などを効果的に与えることを目的として,テレビ番組中で発生する擬音語(オノマトペ)などを,字幕化しテレビ番組中で発生する音と同期させて再生することで,どのような字幕付与方法が好まれるかを評価する。
本研究においてオノマトペ字幕を付与する動画として,映像中の対象の動きが多いものと少ないものの2種類を用いる。動きの異なる動画にオノマトペ字幕を付与した場合,動きの差によってどのような印象が得られるのかを評価する。
文字の表示場所については音源方向に字幕付与した場合が比較的高評価となり,大きさに関しては動画中の対象と同程度の大きさが高評価となった。