主催: 産業応用工学会
会議名: 産業応用工学会全国大会2021
回次: 8
開催地: 兵庫県中央労働センター
開催日: 2021/09/09
p. 32-33
本研究室では,ニワトリ胚を計測モデルとして,初期胚における体動の発達パターンの解明に取り組んできた。現在では,間歇性低酸素環境下における体動解析を行っており,そのための体動解析システムが開発された。しかし,従来の解析システムではノイズ判定精度の甘さや複数プログラム処理による膨大な作業量など,いくつかの問題点・改善点が検討されたため,Pythonを用いて従来に比較して短時間,高作業効率のニワトリ初期胚の体動解析システムを開発した。その結果,従来の解析システムでは出来なかった複数のデータの同時自動解析を行えるようになった。また,フィルタ処理における閾値の設定方法も再検討し,これまでより高精度での解析が可能となった。今後は実験例を増やし,本解析システムを用いて様々な孵卵環境下でのニワトリ初期胚の体動パターンを解明していく必要がある。
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