産業応用工学会全国大会講演論文集
Online ISSN : 2424-211X
2024
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AI の産業利用における倫理的側面
*上杉 志朗
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 2

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抄録
AIの産業利用はすっかり定着している感があります。例えば,医療・金融・製造・教育・農業・エネルギー・交通・防衛などの分野で,診断・予測・最適化・自動化・パーソナライゼーションなどの目的で活用されています。AIの産業利用は,社会や経済に多くのメリットをもたらすポテンシャルがありますが,同時に倫理的な問題やリスクも生じます。 そして,倫理的課題は様々な側面から検討すべきです。例えば,AIを利用することから発生する,プライバシー侵害,ガバナンスの不明瞭さ,人間の尊厳へのチャレンジ等があります。また,AIを設計・構築する段階において発生する,著作権侵害や,学習データの偏在等もあります。さらには,AIがASIやAGIと進化する過程において,人間の社会・経済的役割が損なわれてしまう,またはアイデンティティの危機が発生する恐れもあるでしょう。そもそもSDGsの観点からみてAIの利用はサスティナブルなのかどうか,未来の世代に負債を残すものではないのか,という懸念等もあるでしょう。最近の研究を踏まえながら報告します。
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