抄録
スマートフォンをはじめとするモバイル端末には、更なる高性能化および省電力化が求められている。この目標を達成するために、ハードウェアの動的再構成を可能とするFPGAを搭載し、計算負荷の高い処理はハードウェアで、それ以外の処理はソフトウェアで実行するモバイル端末の実現を図る。
本稿では、提案するモバイル端末に適したポリゴン描画ライブラリの開発に焦点を当て、ポリゴンの最小構成要素である三角形ポリゴンの描画について検討する。この処理に関して、高位合成を用いてハードウェアを生成し、その有効性を検証する。
生成したハードウェアを実機に搭載して動作させた結果、ソフトウェアでの実行よりも実行速度が約63%向上した。また、ハードウェア化することで電力効率は18倍向上した。