抄録
遠心力場での杭基礎の挙動が実物を再現できるかについての検証は重要である。そこで、大型せん断土槽を用いた杭基礎の液状化実験を実物とし、遠心振動実験により縮尺を1/15にして再現実験を行った。大型振動実験の杭基礎には、長さ6m、径300mmの実物のPHC杭を用い、地盤は霞ヶ浦産の砂を用い水中落下法により作成した。遠心振動実験は、大型せん断土槽と相似なプローポションをした土槽を用い、地盤は同一材料を水中落下法によって作成した。実験結果の比較により、過剰間隙水圧の上昇過程や液状化層の分布に関して、遠心振動実験は大型振動実験の液状化挙動を概ね再現でき、杭の曲げモーメント分布においても、液状化初期において定性的に一致する結果が得られた。